
「知っているか、知らないか」
何においても言えることではありますが、特に金融の世界ではそれが顕著に表れます。「金融」という言葉を使うと非常に難しく感じられるかもしれません。
では「お金」と言ったらどういう反応をするでしょうか。
言葉の難しさは途端に薄れてしまって急に身近なものになったと思います。
しかし実際にお金についてみなさんはどのくらい知識をもっているでしょう?
お金のことをよくわかっていると胸を張って答えられる方はほとんどいないのが現状だと思います。
みなさんはこれまでお金というものと産まれてから死ぬまで付き合っていかなければいけない環境にいながらにして、お金について学ぶ機会が自動的に提供されることはほとんどありませんでしたので仕方のないことでもあります。
例えば、海外旅行に行く際にあなたはどこで両替をしますか?
出発の際に日本の空港で両替をしていくという方がほとんどだと思います。
でもその行為が両替にかかるコストという点から考えると非常に勿体のない行為だということは少し旅行慣れした方であれば簡単にわかることです。
でもほとんどの方はそれが当たり前だと思っているのでそもそも疑問さえも持ちません。旅行先で両替をするだけで多くの場合、現地で使えるお小遣いが増えるにもかかわらず。また私もこういった活動をしていると詐欺的投資話に関する相談をうけることが少なくありません。
そのほとんどはちょっと知識のある方であれば間違っても投資することのないようなものが多く見受けられます。
「知っているか、知らないか」
ただそれだけのことが多くの違いを生むのです。
「お金の教養」は、ある程度は誰でも身に付けることはできます。そして身に着けた「お金の教養」は今後皆さんのお金に対する不安を取り除き、将来にわたる安心感をもたらしてくれることでしょう。
どうぞよろしくお願いいたします。


