香港の現状を第三者機関の評価をもとに考える



昨年の国家安全維持法施行以来、相変わらず香港の現状への不安を訴える人は多い。

私のように香港の金融機関をベースに仕事をしていると話の中で必ずといっていいほど、香港の金融機関は大丈夫なのかと聞かれることになる。


特に漠然とした無知からくる不安の解消というのは非常に困難で、一部メディアなどの報道などにより完全に知識までもがコントロールされているといってもいい。ある意味、秀逸な洗脳活動といえるかもしれない。


そういった場合、聞く耳を持たない人も当然いてその人に対してわざわざ時間を割くことはないが、漠然と悩んでいるような方には香港にいる私から見た評価ではなく、第三者機関の評価をもとに説明をすることにしている。


第三者機関の評価などはたくさんあるが、今回はその中のひとつスイスのInternational Institute for Management Development(国際経営開発研究所)が毎年発表している国際競争力ランキングを紹介しよう。


このランキングは64の国と地域を4種の大分類である「経済状況」「政府効率性」「ビジネス効率性」「インフラ」ならびにその下に連なる5個の小分類のスコアをもとに決定しているものである。


下記が2021年の21位までのランキングである。



https://worldcompetitiveness.imd.org/


トップ10はスイス、スウェーデン、デンマーク、オランダ、シンガポール、ノルウェイ、香港、台湾、UAE、米国と続く。日本は31位となっている。


香港について、細かく内訳をみていくと政府効率性が3位、ビジネス効率性が1位となっておりビジネス環境が順位を後押ししている。


ちなみに日本はというと同項目である政府効率性が41位、ビジネス効率性が48位と足を引っ張る結果となっている。


興味があればより細かく見ていただければいいと思うが、国の評価もどの面で見るかによって変わってくる。例えばメディア自由度みたいな指標であればやはり香港の順位は以前と比べて大幅にさがることだろう。


日本は住むにはもちろんいい国だと思うが、今回の結果を見てもやはりビジネスなどを行う場所としては他にも目を向けるべきだと考えてしまう。










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