海外の生命保険②

先日、海外の生命保険がどういったものか簡単に紹介したいのだが、

続けざまに嫌なニュースが飛び込んできた。

それは香港の保険会社で現時点で唯一日本居住者の受け入れを継続していたS社が遂に日本居住者の受け入れを停止するかもしれないというものだ。

もちろん現段階で申込み期限も含めた公式発表は一切ないが、S社の上層部に近いところから得た情報なのでそれなりに信頼度は高く、また少なくともS社は日本居住者に対するビジネスを継続するか否かを迫られている状況であることは間違いなさそうである。

ここがなくなると日本居住者が実質的に購入できる海外の生命保険は、一部ユニバーサルライフ商品を除いてほぼ壊滅的な状況になるといえる。

このニュースを聞いたときに急いで申込しなきゃという人もいれば、申込後の保険会社の対応の変化などを危惧する人もいると思う。

過去にも同様に契約できたものが契約できなくなったケースはたくさんあった。

例えば、香港だとアクサ、ING(現FWD)、マニュライフなどがあげられる。

今回は過去の歴史を紐解いて今後、起こりうることを予測してみることにしよう。

まず受け入れ停止のタイミングだが、これは相当急に起こっても不思議ではない。

それこそ公式発表から3ヶ月などの猶予期限が与えられることはないだろう。

猶予期限は長くても一か月、短ければ一、二週間程度と予想される。

公式発表があれば一定数の駆込み需要が発生すると思うがそれをさせず、かつ各代理店が保持していてペーパーワーク待ちの申込書を回収できるだけの猶予があれば十分だろう。

その後、申込書がS社に届き書類審査となるわけだが、不備等があった場合のみさらにいつまでに証券発行がなされないといけないといった期限がつくと推測される。

さて肝心要の契約後の変更点だが、これについては過去を振り返っても契約条件などについてはほとんど心配はいらないと考える。

そもそも香港などを拠点とした大手保険会社はローカルの居住者以外の契約も多く扱っているケースが多い。万が一、一部地域の契約者にのみ条件の著しい変更などが行われた場合、最も重要な顧客保護の要件を損なうことになりかねない。

現に上記の過去の例をみても契約後、著しく条件の変更があった例は見たことも聞いたこともない。

保険会社については概ね問題はないが、それよりも危惧すべきは代理店含めたアフターサポートの部分であろう。例えばS社を日本居住者に対して販売できなくなった代理店がひとつの市場を失った後もこれまで同様の業務を継続できるかという問題である。例えば日本市場以外にもしっかりと顧客を抱えている代理店であればさほど問題にならないだろうが、もし日本の市場に売り上げの大部分を依存しているような代理店があったとすればビジネス継続の問題に直面することにもなりうるだろう。

そういった意味でももし海外の保険購入を考える際には、その後のサポートのことまで考えてどの代理店にお願いするのか検討すべきだろう。

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