5月18日ネット生保の日

日本では本日5月18日をネット生保のライフネット生命が営業開始日である2008年5月18日にちなんで
「ネット生保の日」としている。
日本でネット生保といえばライフネット生命やアクサダイレクト生命あたりが有名どころであろうか。
ネット生保のメリットといえば、インターネットやアプリ上から簡単に見積もりがとれて加入ができるという点であろう。もちろん営業マンなどのコストなどが削減されている分、一般的な生命保険会社よりも格安で生命保険に加入できる仕組みとなっている。
しかし担当の営業マンなどから事前に細かい商品説明を受けられないなどのプロセス上の理由もあり、加入できる最大保障額については対面販売の商品と比較して上限が低く設定されている。
では日本でネット生保の普及状況はどうかというと、スマホなどの普及に応じて多少は増えてきているようだが全体の加入割合から見ると5%にも満たないような状況となっている。
第一の理由として日本人の生命保険に関するリテラシーの問題があると思われる。
日本における生命保険加入の動機は営業マンからの営業、提案がほとんどだと考えれば自ら生命保険の必要性や内容を理解して加入する契約者が非常に少ないことになる。つまりネット生保の加入には契約者による能動的行動を必要とするのだがそれを自らできる契約者は日本にはほとんど存在しないということになる。
また自ら商品内容を調査していくようなリテラシーの高い方は、日本の生命保険が海外の一般的な商品と比較してもいかにメリットが少ないか気づくことになるであろうからより日本のネット生保含む生命保険への加入が進まなくなることになる。
結局のところ、日本の金融業界からすると国民は永遠に無知であってほしいということになるのだとそう思う。